オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 15:28 UTC 版)
オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件(オリエンタルメタルしゃ・かんさんけんばくはじけん)とは、1975年(昭和50年)4月19日に発生した東アジア反日武装戦線「大地の牙」グループによる爆弾テロ事件。連続企業爆破事件の一つである。
標的の来歴
標的となったオリエンタルメタル製造は、当時は兵庫県尼崎市にあった[1]中小企業で、それまでの標的のような上場企業ではなかった。にもかかわらず狙われたのは、オリエンタルメタル社の社長が韓国産業経済研究所の主催する訪韓団の団長になったという記事が日刊工業新聞に掲載されたことがきっかけである。東アジア反日武装戦線としては経済人の訪韓に反対するためにテロの標的とした。
1975年4月19日午前1時、兵庫県尼崎市のオリエンタルメタル本社と、東京都中央区にある韓国産業経済研究所を同時に爆破した。真夜中であったため、両方とも無人で負傷者はなかった。
脚注
参考文献
- 松下竜一『狼煙を見よ 東アジア反日武装戦線“狼”部隊』
- (読売新聞社・戦後ニッポンを読む、1997年) ISBN 4-643-97116-9
- (河出書房新社・松下竜一その仕事22、2000年) ISBN 4-309-62072-8
関連項目
外部リンク
- オリエンタルメタル株式会社
- 韓国産業経済研究所 CiNii
固有名詞の分類
昭和時代戦後の事件 |
山口県立山口図書館図書隠匿事件 チ-37号事件 オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件 マルセル盗難事件 迎賓館ロケット弾事件 |
日本のテロ事件 |
東大法文1号館爆破事件 奈良警察官宅襲撃事件 オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件 迎賓館ロケット弾事件 長崎市長射殺事件 |
日本の新左翼の事件 |
東大法文1号館爆破事件 自衛隊武器補給処前誤爆事件 オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件 山岳ベース事件 迎賓館ロケット弾事件 |
東アジア反日武装戦線 |
風雪の群像・北方文化研究施設爆破事件 虹作戦 オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件 腹腹時計 帝人中央研究所爆破事件 |
- オリエンタルメタル社・韓産研爆破事件のページへのリンク