オオタカの保護問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:29 UTC 版)
「関西文化学術研究都市精華・西木津地区」の記事における「オオタカの保護問題」の解説
関西文化学術研究都市の開発の際、生態学研究者からなる「オオタカの保護を考える会」の活動によってオオタカの保護問題への関心が高まるようになり、精華・西木津地区では大学院生などによって永谷池周辺でオオタカが確認されたことから、地元のPTA会長や教師、鳥類愛好家などによって「南山城のオオタカを守る会」が結成された。同会は日本鳥学会などの支援を受けながら観察を続けた結果、オオタカの繁殖行為を確認し、京都府と開発事業者に計画の見直しを求めた。これを受け、京都府は永谷池を埋め立てる計画を止め、池周辺の約14haを学研記念公園の自然保全区域として公園とすることを決定。一方、京阪電気鉄道・三井不動産・野村不動産による「けいはんな精華台」は、学研記念公園の面積拡大により計画案を再度地元行政と調整することとなったほか、京都府による生態調査のために府の認可が遅れたが、最終的に京都府はオオタカの営巣は認められないとして開発を認めた。
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