エアロダイナミクス
車体の空気流の影響としては、速度に関係する抗力(空気抵抗drag)、タイヤ荷重に関係する揚力、横風による横力がある。高速走行時の安定性にはこれらのすべてが関係するが、床下への空気流を減らし、抗力だけでなく、車体上面との間で働く揚力を減らして車体の浮き上がりを抑える。横風に対しては重心と風圧中心の距離を短くして偏揺モーメントを小さくすると、安定した走行を行うことができる。また高速コーナリングでは、ウイングあるいはエアロホイールによって下向きの揚力、ダウンフォースを発生させてタイヤのグリップ力を高めることができるが、直進時には抵抗が増える。開発に際してはスケールモデルと実車で風洞試験を行うことが必須になっている。
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