ウシグソヒトヨタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 11:42 UTC 版)
ウシグソヒトヨタケ(Coprinopsis cinerea)はヒトヨタケと似た、液化する傘を持つきのこ。堆肥や糞上など、ヒトヨタケより更に富栄養な環境に多い。培養が容易で世代交代期間が短いことから、スエヒロタケと並んで担子菌のモデル生物として利用されている。ゲノムサイズは単相で 36Mbp、染色体数は13。ゲノム配列の解読とアノテーションの付記が行われており、分子遺伝学的な解析に用いられている。 一方で、心臓病患者の血管中や、角膜真菌症を罹患したイヌから本種の無性菌糸が検出された例も報告されており、稀ではあるものの人間や動物への病原性も指摘されている。
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