ウエグスク(上城)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:38 UTC 版)
ウエグスク(上城・嘉陽上グスク)は、「聖火宿泊碑」(1964年〈昭和39年〉に開催された東京オリンピックの聖火が宿泊したことを記念して建立された石碑)から300メートル北へ向かうと左手に位置する。標高約70メートルの丘陵地の頂上には御嶽がある。ウエグスクからは嘉陽集落が俯瞰でき、山頂にはトノと呼ばれる広場にウエグスクの拝所(イビ)と水のカミの拝所が鎮座されており、特に神聖な場所として人々に認識され木々の伐採も禁止されていた。パチカミジナディ(二十日水撫で)という旧暦の9月20日にウエグスクで行われる嘉陽集落最大の祭りごとは、農耕生活を過ごす中で五穀豊穣をウエグスクの信仰に求めたものだという。
※この「ウエグスク(上城)」の解説は、「嘉陽」の解説の一部です。
「ウエグスク(上城)」を含む「嘉陽」の記事については、「嘉陽」の概要を参照ください。
- ウエグスクのページへのリンク