インレットパイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 15:56 UTC 版)
「燃料タンク (自動車)」の記事における「インレットパイプ」の解説
車体の給油口から燃料タンクへ燃料を導入するパイプで、材質は鋼管または樹脂で作られている。多くの乗用車の場合は給油口のキャップはねじ込み式で、閉めこんでいくとある一定のトルクで「カチッ」と音を発し、それ以上のトルクがかからない構造とすることで、閉めすぎや緩みの発生を抑えている。 インレットパイプとほぼ平行するように、ブリーザー(呼吸)チューブと呼ばれる、インレットパイプよりも細い管が設けられている。給油の際には送り込んだ燃料の分だけタンク内の空気が排出されなければならないが、インレットパイプだけでは空気の排出が円滑に行われないため、空気抜きのための経路を別に設けたものである。タンクから燃料の注入口付近までつながっている。 アメリカ国内で販売される乗用車には、給油口を開けた際にガソリン蒸気が大気中に蒸散することを防ぐ機構も設けられている。 詳細は「チャコールキャニスター」を参照
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