インポーチンα
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:14 UTC 版)
アダプタータンパク質であるインポーチンαの大部分は、直列に並んだいくつかのアルマジロリピートから構成されている。これらのリピート構造は積み重なって湾曲した構造を形成し、特定の積み荷タンパク質のNLSへの結合を促進する。NLSの主結合部位はN末端に存在し、副結合部位がC末端に存在する。アルマジロリピートに加えて、インポーチンαは90アミノ酸のN末端領域を含んでいる。この領域がインポーチンβへの結合を担い、IBB (importin-β binding domain) として知られている。また、この領域は自己阻害部位でもあり、インポーチンαが核へ到達した際に積み荷が解離する過程への関与が示唆されている。
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