インテラハムウェとは? わかりやすく解説

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インテラハムウェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 00:18 UTC 版)

インテラハムウェルワンダ語: Interahamwe)は、ルワンダにかつて存在した民兵組織である。ルワンダ大虐殺を扇動し実行した、当時の与党民主主義・開発国民共和運動 (MRNDD) のフツ過激派民兵組織。インテラハムエインタラハムウェインターハムウェインタラハムウエとも呼ばれる。


  1. ^ 代表と書かずに、司令官と書いている文献[5]もある。
  2. ^ カジュガがツチであると書く文献[7][8]があるが、一方でフツであると書くもの[9][10]もある。厳密に言うと、M.MamdaniのWhen Victims become Killersでは、カジュガの父親はフツの英国教会の司祭、母親がツチと書かれている。ルワンダでは、子供の民族は父親のそれが受け継がれる[11]ので、カジュガの民族はフツということになる。また、別の文献[12]では、父親がツチ、母親がフツとなっていて、これが正しいのだとするとカジュガはツチということになる。
  3. ^ 当時のルワンダ軍は資金不足のために、RPFを撃退するために必要な兵士を確保できなかった。そのため、一般国民を動員してRPF対策を行っていた。主に行われていたのは、RPF支配地域だったルワンダ北部に隣接する地域で、検問所の設営、IDカードのチェック、村落のパトロールなどである[17]
  1. ^ a b c M.Mamdani (2002). When Victims Become Killers:Colonialism, Nativism and the Genocide in Rwanda. Princeton University Press. p. 204. ISBN 978-0691102801 
  2. ^ L.Melvern (2006). Conspiracy to Murder(Revised Edition). Verso. p. 26. ISBN 978-1-84467-542-5 
  3. ^ a b c d e f ICTR 第1審判決文、The prosecuter vs. Théoneste Bagosora, Gratien Kabligi, Aloys Ntabakuze and Anatole Nsengiyumba, Case No. ICTR-98-41-T, para.457.
  4. ^ ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T, para.457.
  5. ^ a b c 武内進一『現代アフリカの紛争と国家 ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド』明石書店、2009年、401頁。ISBN 978-4-7503-2926-0
  6. ^ M.Mamdani, When Victims, p.212.
  7. ^ a b c L.Melvern, Conspiracy(Revised Edition), p.118.
  8. ^ G.Prunier (1995). The Rwanda Crisis:History of a Genocide. Columbia University Press. p. 241. ISBN 9781850653721 
  9. ^ M.Mamadni, When Victims, p.212.
  10. ^ African Rights, Rwanda, Death, Despair and Defiance (revised edition), 1995, London, pp.56, 114.
  11. ^ ポール・ルセサバギナ『ホテル・ルワンダの男』ヴィレッジ・ブックス、45頁。ISBN 978-4-86332-025-3.
  12. ^ a b c d Alison Des Forges (pdf). Leave None to Tell the Story (Report). Human Rights Watch. p. 327. https://www.hrw.org/reports/pdfs/r/rwanda/rwanda993.pdf 2016年8月7日閲覧。. 
  13. ^ a b c d S.Straus (2008). The Order of Genocide:Race, Power, and War in Rwanda. Cornell University Press. p. 26. ISBN 978-0-8014-7492-7 
  14. ^ ICTR1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T、para.494.
  15. ^ a b c d S.Straus, The Order, p.27.
  16. ^ a b ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T, para.458.
  17. ^ ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T、para.460.
  18. ^ a b ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T、para.494.
  19. ^ ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T、para.459.
  20. ^ a b c d e 武内「現代アフリカ」p.263.
  21. ^ ICTR 第1審判決文、Case No. ICTR-98-41-T、para.459.
  22. ^ S.Straus, The Order, Chapter 4 The Génocidaires.


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