インターネット・ファイナンス
インターネット通信網の発達に伴って、従来の金融取引の形態が大きく変わりつつあります。これまでの金融は、銀行や証券会社などの金融機関が、企業と預金者、あるいは投資家の間に立ち、資金の融通を仲介していましたが、インターネット・ファイナンスの世界では、企業が直接、インターネットに資金調達の条件を提示し、それによって投資家が資金の提供に応じるというかたちを取ります。ただし、公募というかたちで、不特定多数の投資家から資金を集めるようになると、情報開示の問題も出てきます。つまり、コンピュータの画面上に有価証券目論見書を映しただけで、情報開示とみなせるかどうかという解釈の問題です。また、最初から悪事を抱いて資金調達された場合、いかに投資家を保護するかなど、クリアすべき問題点も残されています。
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