イワヒゲ属とは? わかりやすく解説

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イワヒゲ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 01:37 UTC 版)

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イワヒゲ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
亜科 : イワヒゲ亜科 Cassiopoideae
: イワヒゲ属 Cassiope
学名
Cassiope D. Don.
英名
heath
heather

イワヒゲ属(イワヒゲぞく、学名:Cassiope 、和名漢字表記:岩髭属)は、ツツジ科に属するの一つ。

特徴

小低木は分枝して緑色のひも状[1]になり、は鱗片状で十字状に対生し茎に密着する。茎の上部の鱗片状の葉腋からごく短いを出し、その先から細く長い花柄を伸ばして、下向きのをつける。花冠は鐘形で、花冠の先が浅く5裂し、裂片は反り返る。雄蕊は4-10個。花柱は1個で糸状になり、花柱は小さい。果実蒴果で球状になり、4-5室に分かれる[2]

分布

北半球の高山帯や寒帯に分布し[2]、10[2]-16種[3]あり、日本にはイワヒゲ1種のみが分布する[4]

本属では以下の種が知られている。

  • C. abbreviata Hand.-Mazz.
  • C. argyrotricha T.Z.Hsu
  • C. ericoides (Pall.) D.Don
  • C. fastigiata (Wall.) D.Don
  • C. fujianensis L.K.Ling & G.Hoo
  • C. lycopodioides (Pall.) D.Don - イワヒゲ、日本(本州中部地方以北、北海道)のほか、千島列島、カムチャツカ、アラスカに分布する[2]
  • C. membranifolia R.C.Fang
  • C. mertensiana (Bong.) G.Don
  • C. myosuroides W.W.Sm.
  • C. nana T.Z.Hsu
  • C. palpebrata W.W.Sm.
  • C. pectinata Stapf
  • C. redowskii (Cham. & Schltdl.) G.Don
  • C. selaginoides Hook.f. & Thomson
  • C. tetragona (L.) D.Don
  • C. wardii Marquand

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『新牧野日本植物圖鑑』p.546
  2. ^ a b c d 『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』p.11
  3. ^ Species in Cassiope The Plant List
  4. ^ 『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』p.165

参考文献




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