イブラヒム・ナシルとは? わかりやすく解説

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イブラヒム・ナシル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/13 01:09 UTC 版)

イブラヒム・ナシル
އިބްރާހިމް ނާޞިރު ރައްނަބަނޑޭރި ކިލޭގެފާނު


モルディブ共和国
第二共和政初代 大統領
任期 1968年11月11日1978年11月11日

出生 1926年9月2日
英保護領モルディブ諸島、フヴァンムラ
死去 2008年11月22日(2008-11-22)(82歳)
シンガポール
政党 無所属
配偶者 Aisha Zubair (Tuttudon Goma)
Maryam Saeed Didi
Naseema Mohamed Kaleyfān

イブラヒム・ナシル・ランナバンデイリ・キレゲファン (Ibrahim Nasir Rannabandeyri Kilegefan, 1926年9月2日 - 2008年11月22日)は、モルディブ政治家で第二共和政初代大統領

モルディブは1965年にイギリスから独立したが、当時のモルディブはスルタンであるムハンマド・ファリド・ディディを頂点とする君主国モルディブ・スルターン国)であった。ナシルは1957年よりディディのもとで首相を務めたが、国民投票により、1968年11月11日にモルディブは共和制に移行。ナシルは初代大統領に就任した。

ナシル政権下、大きな陸地から離れたモルディブの国際的な知名度は上がり、国家の近代化も進んだ。島国の閉鎖的な社会を、観光を中心とする開かれた社会へと変貌させ、経済的な成長も概ね良好に達成された。また、モルディブに英語を基礎とした近代教育や、テレビラジオを普及させたのもナシル政権である。だが一方、政治的には大統領による権威主義体制が敷かれ、政権への反対意見は容赦なく抹殺された。この体制は、1978年11月11日よりナシルに代わり政権を担当することとなったマウムーン・アブドル・ガユーム大統領の政権下でも続いた。

政権移譲後の1980年、ガユーム政権に対し反乱を企てるも、失敗に終わっている。

政権移譲後はシンガポールに亡命し、同国国民として生活していたが、2008年11月に現地で死去した。この時、首都マレの共和国広場には半旗が掲げられた。






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