イブキボウフウとは? わかりやすく解説

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いぶき‐ぼうふう〔‐バウフウ〕【×伊吹防風】

読み方:いぶきぼうふう

セリ科多年草山野生え、高さ約90センチ直立して分枝する羽状複葉。夏、白い小花集まって咲く。


伊吹防風

読み方:イブキボウフウ(ibukiboufuu)

セリ科多年草

学名 Seseli libanotis subsp.japonica


イブキボウフウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 00:01 UTC 版)

イブキボウフウ
福島県磐梯山 2010年8月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: イブキボウフウ属 Libanotis
: イブキボウフウ L. coreana
学名
Libanotis coreana (H.Wolff) Kitag.
シノニム
  • fr:Seseli libanotis (L.) Koch subsp. japonica (H.Boissieu) H.Hara
    *Seseli ugoensis Koidz.
    *Libanotis ugoensis (Koidz.) Kitag. var. japonica (H.Boissieu) T.Yamaz.
和名
イブキボウフウ(伊吹防風)

イブキボウフウ(伊吹防風、学名:Libanotis coreana )はセリ科イブキボウフウ属多年草。別名、タンナボウフウ

特徴

は直立し、枝を分け、高さは30-120cmになる。茎には稜があってやや角ばり、全体に毛がある。は長さ5-30cmになり、2-3回羽状複葉で、小葉はさらに細かく切れ込む。

花期は8-9月。茎頂か、分枝した先端に径3-6cmの複散形花序をつけ、白色の5弁花を多数つける。花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片は線形。果実は楕円形で、分果の背面に短毛が生える。油管は表面側の各背溝下に3-4個、分果が接しあう合生面に6個ある。

分布と生育環境

日本では、北海道、本州の近畿地方以東に分布し、日当たりのよい山地の草原など生育する。アジアでは朝鮮南部に分布する。

下位分類

  • ハマイブキボウフウ Libanotis coreana (H.Wolff) Kitag. f. ugoensis (Koidz.) Kitag. -葉が厚く、海岸に生育する。
  • タカネイブキボウフウ Libanotis coreana (H.Wolff) Kitag. var. alpicola Kitag. -本州の中部地方の高山帯に生育する。

ギャラリー

イブキボウフウ属

イブキボウフウ属(イブキボウフウぞく、学名:Libanotis L.)はセリ科の一つ。多年草で、茎は直立し、枝を分ける。茎にはふつう稜があり、角ばる。葉は2-3回羽状複葉で、ふつう羽片に柄がない。花序の下の総苞片はある場合とない場合があり、小花序の下にある小総苞片はある。花弁は白色で、ときに紅色がある。果実の表面には毛があり、分果の隆条は脈状になって離れ、油管は平ら。

世界に15種知られ、日本にはイブキボウフウ1種がある。

参考文献



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