イズレイル・ガウの誉れ(The Honour of Israel Gow)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:14 UTC 版)
「ブラウン神父の童心」の記事における「イズレイル・ガウの誉れ(The Honour of Israel Gow)」の解説
スコットランドのグレンガイル城で、長年狂気の一族と言われてきたグレンガイル家の最後の末裔・オーグルヴィー・グレンガイルが消息を絶った。真相を知るものは耳が遠く知能障害のある召使のイズレイル・ガウのみである。調査のため城を訪れたブラウン神父一行は、妙なものを次々と発見する。燭台がないのに蝋燭だけ25本、ダイヤモンドを主体とする宝石類でなぜか1つも台座などにはめ込まれたものがない。いろいろなものの上に積み上げられた箱や袋に入っていない嗅ぎ煙草。正体不明の金属部品(小さなばねや車輪に似たもの)、さらに芯だけの鉛筆(注:昔の鉛筆は芯を芯ホルダーに入れて使うものがあり「中身はあるのにホルダーがない」という意味で言っている)、頭がずいぶん割れた竹、さらに飾文字や後光部分だけ切り取られたキリスト教関連の書物や絵など。 最終的にグレンガイル家の墓を暴くことにした一行は、棺桶から首だけが盗まれ城の畑に埋められているのを発見する。この支離滅裂な事件を、神父の頭脳が見事に解決する。
※この「イズレイル・ガウの誉れ(The Honour of Israel Gow)」の解説は、「ブラウン神父の童心」の解説の一部です。
「イズレイル・ガウの誉れ(The Honour of Israel Gow)」を含む「ブラウン神父の童心」の記事については、「ブラウン神父の童心」の概要を参照ください。
- イズレイル・ガウの誉れのページへのリンク