イシダイ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/12 12:58 UTC 版)
イシダイ科 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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イシガキダイ Oplegnathus punctatus
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Knifejaws | ||||||||||||||||||||||||||||||
下位分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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イシダイ科(Oplegnathidae)は、スズキ目スズキ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。イシダイ属 Oplegnathus のみ1属で構成され、イシダイ・イシガキダイなど7種が所属する。
概要
イシダイ科の魚類はすべて海水魚で、浅い海の岩礁地帯に生息する。南アフリカ・日本・オーストラリア南部・ハワイ諸島・ガラパゴス諸島など、インド洋から太平洋にかけて分布範囲は幅広い。釣魚・食用魚としての需要が高く、各地で養殖が行われている[1]。
形態
イシダイ科の魚類はやや体高が高く、左右に平たく側扁した、いわゆる鯛型の体つきをしている。最大種(Oplegnathus conwayi)は全長90cmにまで成長する。成魚の歯は癒合してオウムの嘴のような形状をとり、フジツボやウニを砕いて食べることができる。歯の特徴はブダイ科の仲間と似るが、イシダイ科はブダイ類と異なり鱗が非常に小さい。
背鰭は11-12本の棘条と11-22本の軟条で構成され、棘条部の丈は低い。臀鰭は3棘11-16軟条。
分類
イシダイ科はイシダイ属のみで構成され、7種を含む[2]。イシガキダイはイシダイとの交雑種(キンダイ)が人工的に作出されているほか、自然界においても同様の交雑例が報告されている[1]。
- イシダイ属 Oplegnathus
出典・脚注
参考文献
- Joseph S. Nelson 『Fishes of the World Fourth Edition』 Wiley & Sons, Inc. 2006年 ISBN 0-471-25031-7
- 岡村収・尼岡邦夫監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2
外部リンク
- イシダイ科のページへのリンク