イコン/インデックス/シンボル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:40 UTC 版)
「シンボル」の記事における「イコン/インデックス/シンボル」の解説
記号論(semiotics)の祖チャールズ・サンダース・パースによれば、シンボルは記号(この文脈ではsemiosis)のうち「約定性」により対象を表すものとして定義される。 シンボル以外の記号にはイコン (icon) とインデックス (index) がある。イコンは「類似性」により対象を表す、つまり、対象そのものを象った記号である。インデックスは「因果性」により対象を表す、つまり、対象と時間的または空間的に結びついた物を使った記号である。 それらに対しシンボルは、書き手と読み手(あるいは話し手と聞き手)の間の約束事による記号である。純粋なシンボルは、記号自体にはイコンやインデックスのような対象を表す要素はない。ただし実際のシンボルには、イコンやインデックスの性質を併せて持つものも多い。 典型的なシンボルとして言語がある。旗や紋章なども、基本的にはシンボルである。 「日本」のシンボルの例日本語表記 英語の音声 国旗 ISO 3166-1 サッカー代表 ナショナルカラー 392 純粋なシンボルでない国旗の例+ イコン + インデックス
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