アンズー鳥からの贈り物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/14 07:51 UTC 版)
「ルガルバンダ」の記事における「アンズー鳥からの贈り物」の解説
親鳥が狩りから帰ると、そこには神々の住まいであるかの如く彩られた巣と雛の姿があり、すっかり仰天して機嫌を良くした。親鳥は「もし神々のしてくれた行いであるならば礼を言いたい。もし人間の行いであるならばその運命を定めてやろう」と言うので、ルガルバンダは恐れ多くも歓喜して名乗りを上げた。その身をアンズー鳥の前にさらすと、アンズー鳥を讃える歌を謳った。アンズー鳥は更に機嫌を良くし、ルガルバンダに魅力的な贈り物の数々を捧げると言うが、ルガルバンダはそれらを全て「要りません」と断るので、何が欲しいのか尋ねると、ルガルバンダは「脚力と腕力が欲しい」と言った。「この足でウルクへ戻ることができたなら、都の者たちにあなたの像を造らせ、国中にあなたの名声を轟かせることをお約束いたしましょう」。アンズー鳥は大いに納得し、彼の望む筋力を授けた。
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