アルストムリンク式台車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:29 UTC 版)
「アルストム」の記事における「アルストムリンク式台車」の解説
アルストムが開発した台車の軸箱支持方式は、アルストムリンク式と呼ばれる。 この軸箱支持方式は、従来のペデスタル式(軸箱守式)台車の欠点である軸箱守と軸箱との摺動を防ぐため、軸箱を台車枠から2本のリンクによって支持するものである。同社の開発した方式では、軸距の変化をなくし、軸箱の動きを妨げないようにするため、各々のリンクを段違いに配置したワッツリンク(英語版)となっているのが特徴である。 日本では一部の大手私鉄(小田急電鉄、東武鉄道、旧営団、名古屋鉄道、阪急電鉄、京阪電気鉄道、阪神電気鉄道など)で1960年ごろの一時期採用されたことがあり、小田急電鉄の車両では1000形車両・20000形車両まで継続的に採用されている。 なお、日本国内における製造ライセンシーだった住友金属では、アルストム(リンク)方式とは称さず、「住友リンク方式」と称していた。
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