アミノプロピオニトリルとは? わかりやすく解説

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アミノプロピオニトリル

(アミノプロパンニトリル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 05:05 UTC 版)

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3-アミノプロピオニトリル
3-Aminopropionitrile
識別情報
CAS登録番号 151-18-8 
PubChem 1647
ChemSpider 21241485 
UNII 38D5LJ4KH2 
EC番号 205-786-0
KEGG C05670 
MeSH Aminopropionitrile
ChEBI
RTECS番号 UG0350000
ATC分類 QM01AX91
バイルシュタイン 1698848
Gmelin参照 600476
3DMet B00834
特性
化学式 C3H6N2
モル質量 70.09 g mol−1
外観 無色ないしごく薄い黄色の透明な液体[2]
匂い アミン臭[2]
沸点

185℃[2]

危険性
半数致死量 LD50 1152mg/kg(マウス、腹腔内注射)[2]
関連する物質
関連するアルカンニトリル
関連物質 DBNPA
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

3-アミノプロピオニトリル: Aminopropionitrile)は、アミノ基シアノ基からなる有機化合物であり、2-シアノエチルアミンとも呼ばれる。

生成

アミノプロピオニトリルは、アンモニアアクリロニトリルから調製することができる[3]。天然には、スイートピーの種子に含まれる[4]

用途と安全性

獣医学の分野で、疾患修飾性抗リウマチ薬 (Disease-modifying antirheumatic drugとして使われる。 前述の通りスイートピーに含まれ、多食するとヒトでは神経ラチリズム (Neurolathyrism、家畜では骨性ラチリズム (Osteolathyrismを引き起こすことがある[4]

日本の消防法では危険物第4類第二石油類、毒物及び劇物取締法では劇物に区分される[2]

関連項目

脚注

  1. ^ Aminopropionitrile - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (2005年3月25日). 2012年6月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e 製品安全データシート東京化成工業
  3. ^ Karsten Eller, Erhard Henkes, Roland Rossbacher, Hartmut Höke "Amines, Aliphatic" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH, Weinheim, 2005. doi:10.1002/14356007.a02_001
  4. ^ a b 質問コーナー(日本植物生理学会)



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