アブラハムとイシュマエルの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 09:17 UTC 版)
「マスジド・ハラーム」の記事における「アブラハムとイシュマエルの時代」の解説
『クルアーン』2:127 には、イブラーヒームとその息子、イスマーイールが家の基礎を建てたとあり、ほとんどのクルアーン注釈者がこれをカアバのこととみなしている。アッラーはイブラーヒームに、ザムザムの泉のすぐそばの場所をはっきりと示し、そこにイブラーヒームとイスマーイールはカアバ聖殿を建てはじめた。紀元前2130年ごろのこととされる。二人が聖殿を立て終わると、天使が黒石を持ってきた。伝説によると、これは天国から落ちてきた石であり、アブー・クバイス(Abu Qubays)の丘付近にあったとされる。また、落下直後は乳よりも白かったが、アーダムの子孫(つまり、人間)の罪のせいで黒くなったとされる。イブラーヒームがカアバの東角に黒石を据えると、彼はアッラーからの預言を受け取った。預言の内容は、年老いたイブラーヒームに今すぐここを出立し、全人類にカアバへの巡礼を説いて回れという命令だった。
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