アナリシスパターンの記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/02 06:10 UTC 版)
「アナリシスパターン」の記事における「アナリシスパターンの記述」の解説
ファウラーは、著書『アナリシスパターン』で、アナリシスパターンを記述する公式な方法について述べていないが、一貫した統一的な書式を行うための提案がなされている。こうした提案の多くは、エーリヒ・ガンマ、フランク・ブッシュマン、クリストファー・アレグザンダーの(アーキテクチャやコンピュータ科学における)パターンについての成果に基づくものである。例えば、Hahslerの提案では、以下のような構造をしている。 名称(Pattern Name): パターンの名称は、何を抽象化しようとしているのかを反映しており、また分析の過程で参照できるよう、簡潔なものでなければならない 目標(Intent): パターンが達成しようとするゴールであり、解こうとしている問題を記述したもの 動機(Motivation): "問題を記述したシナリオと、現実のシナリオでアナリシスパターンがどのように解決に寄与するか" 力学(Forces and context): "アナリシスパターンによって解決すべき力学についての議論" 解決策(Solution): ""「動機」で述べたシナリオにおける解決策の記述と、アナリシスパターンによって得られる強制力のバランス。関連するアナリシスパターンの構造上、振る舞い上の側面を含む" 結果(Consequence): 目標がアナリシスパターンによってどのように解決されるのか、また結果に制約があれば記載する 設計(Design): 設計の実装形態についての提案 実例(Known Uses): パターンが用いられた実例
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