形態について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/13 15:34 UTC 版)
タヌキモ属には大まかに陸生の種と水草になるものがあり、それぞれ前者がミミカキグサ類、後者がタヌキモ類と呼ばれることもある。ミミカキグサ類は地中か地表を横に這う茎があり、地表にはさじ状やへら状など単葉を出し、地下には根のように地下に茎を伸ばし、ここに捕虫嚢を着ける。他方、タヌキモ類は水中に茎を伸ばし、葉は糸状で何度も分枝して、そこに捕虫嚢を着ける。タヌキモ類には、ミミカキグサ類と同じように泥の中に地中茎を伸ばす種も含まれる。 その中で、本種はこの両者を中間の型を示す。主軸は水中に伸びることもあるが、多くの場合にごく浅い水底を這い、花茎の基部からは多くの地中茎を泥の中に伸ばす。これはミミカキグサ類の成長の型に近い。他方、水中葉はタヌキモ類らしく糸状で分枝するが、その分枝はごく僅かだけしか行われない。
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