スピニングチョーク
(アナコンダ・チョーク から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/09 18:28 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動スピニング・チョーク (Spinning Choke) は、格闘技における絞め技の一つであり腕で絞める三角絞のような裸絞。英名はアナコンダ・チョーク (Anaconda Choke) 、アメリカ合衆国ではブラボー・チョーク (Bravo[要出典] Choke) とも呼ばれる[要出典]。アーム・トライアングル・チョークの一種である。
概要
一方の腕を相手の首横から廻して腋の下を通してもう一方の腕とクラッチして回転しながら絞めあげる。絞めの輪の中に相手の腕を一本入れるため、技の原理としては三角絞と同じである。この技は相手の肩と首を前方から巻き込む必要があるため、ある程度の腕の長さが必要となる。また、チョーク・スリーパーとは異なり、肩固め同様極まってから徐々に意識を失わせる技であるため、相手がタップするまでに若干の時間を必要とする。また左右の腕を逆に差しかえて締める方法も日本ではスピニングチョークと呼ばれるが、上記の技とは極め方が異なり、相手の腋から腕を差し込み、首横を通して腕をクラッチして極める。アメリカではブラボー・チョークと呼ばれており、もともと着柔術の絞技であるループ・チョークの応用として生まれた[要出典]。アーム・トライアングル・チョークの一種であるのでブラジリアン柔術では国際ブラジリアン柔術連盟、国際柔術連盟で16歳以下では禁止技である。
補足
2004年のPRIDEヘビー級GPにおいて、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが、1回戦で横井宏考、2回戦でヒース・ヒーリングに2試合連続で、この技を極め勝利したことで脚光を浴び、その後は数多くのプロの総合格闘技の試合で使用される様になった。
ノゲイラは、どちらの試合も、相手のタックルを切って、がぶった状態から技を仕掛けた。
なお、この技を最初に考案したのは、ホアン・ジュカオン・カルネイロであり、ジュカオンがホジェリオに教えた後に、ホジェリオからホドリゴへ伝わったとされる[1]。
「スピニングチョ-ク」と呼ばれる絞め技は他にもワンハンド・ループ・チョーク、ねずみとり、俵絞などがある。
参考資料
- 『VALE TUDO ノゲイラ最強への道』(DINO BOX、東京漫画社)ISBN 978-4902671513
- 『跳関十段 青木真也』(QUEST)
脚注
- ^ 『VALE TUDO ノゲイラ最強への道(DVD付書籍)』、東京漫画社、ISBN 978-4-902671-51-3
アナコンダ・チョーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:18 UTC 版)
詳細は「スピニングチョーク」を参照 アナコンダ・チョークは変形の裸絞。がぶりの体勢から相手の頭部と右腕を抱える肩三角グリップに取る。右手で左肘裏辺りを持ち、両腕を「フィギュア4」に組む。取の身体を左側にひねり倒しながら受の首に受の右腕をねじ込んでいく裸絞。アゴをひいてフロントチョークを防御している受にも有効な攻撃。別名スピニングチョーク。
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