アドラー-ロンゴ法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 06:10 UTC 版)
「テトラフェニルポルフィリン」の記事における「アドラー-ロンゴ法」の解説
1967年にアドラーとロンゴらにより報告された方法。溶媒としてプロピオン酸(沸点141℃)を用いる。空気雰囲気下で30分間還流後、反応溶液を室温で静置するとテトラフェニルポルフィリンの結晶が析出する。ここでプロピオン酸の代わりに酢酸を溶媒として用いると結晶が析出しない。結晶を濾紙上に集め、これをメタノール、次いで熱水で洗い乾燥させることでテトラフェニルポルフィリンを20%程度の収率で得る。ローゼムント法と異なり、常圧で反応を行うことができる。生成物には数%のテトラフェニルクロリンが含まれるため、必要に応じて精製する。
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