アトミックスワップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:22 UTC 版)
「ヴァージ (暗号通貨)」の記事における「アトミックスワップ」の解説
取引所を介さずに、交換相手と通貨を「安全に」交換できる技術で、ビットコインをはじめとする暗号通貨の最新テクノロジーとして注目を集めている技術である。 「A君」は、交換したい通貨を「Aの箱」に入れる。同様に、「B君」は、交換したい通貨を「Bの箱」に入れる。 「A君」と「B君」は、それぞれの「通貨入りの箱」を交換する。 箱を開けると、中は「暗証番号」を入力しないと開かないような扉がついている。 その「ロック」を開けるための「暗証番号」は、相手に渡した「箱の中にしか」書いていないので、それを相手に教えてもらわないと、「ロック」が解除できない。さらに、「一定時間以内に、A君とB君の両方が暗証番号を解除」しないと、最後の「2重ロック」が開かない様に「タイマー式の鍵」もついている。もしこの「タイマー式の鍵」がタイムアップすれば、箱の中身は、それぞれの持ち主に自動的に戻るようになっている。 このシステムにより、どちらかだけが箱の中身を持ち逃げするという不正を防いでいる。取引所を介さない相対取引が一般利用者に広がれば、現在の高価な手数料を徴収している暗号通貨取引所を排除でき、ユーザーにとってはメリットとなる。さらに、相対取引を行うことではブロックチェーンの負荷にはならないので、超高速の決済が可能となる。
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