アセトン-ブタノール-エタノール生産菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/12 05:08 UTC 版)
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工業的ABE発酵に用いられる菌株は偏性嫌気性のクロストリジウム(Clostridium)属のC. Acetobutylicum、C. Beijerinckii、C. Saccharoperbutylacetonicum、C. Saccharobutylicumの4種である。これらアセトン-ブタノール-エタノール生産菌はソルベント生産クロストリジウム菌(英: solvent-producing clostridia)とも呼ばれる(ソルベントは英語で「溶媒」の意)。これら菌株は増殖時期により生産物を変えること(代謝転換)が知られており、対数増殖期には酢酸や酪酸を生産する(酸生成期)が、定常期に入るとアセトン、ブタノール、エタノールを生産する(ソルベント生成期)。
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