アスワン・ハイ・ダム完成後の機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 04:23 UTC 版)
「アスワン・ロウ・ダム」の記事における「アスワン・ハイ・ダム完成後の機能」の解説
1970年に、たった6 km上流にアスワン・ハイ・ダムが完成したことで、アスワン・ロウ・ダムが備えている水門を開放することによって、ダム湖に堆積物を除去する機能については、ほとんど有用性を失った。また、アスワン・ハイ・ダムに伴って、アスワン・ロウ・ダムが貯水できる水位も低下した。しかしながら、巨大なアスワン・ハイ・ダムの放水に伴う、ナイル川下流の水量の激変を防止する、逆調整ダムとしての意味をアスワン・ロウ・ダムは新たに持つようになった。 さらに1985年から1986年にかけて、アスワン・ロウ・ダムの堤にアスワンダム第2水力発電所が作られた。アスワンダム第2水力発電所には、出力67.5 MWの水車が4基設置され、最大出力は合計で270 MWである。
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