アスベスト野積み放置事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 00:22 UTC 版)
「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟」の記事における「アスベスト野積み放置事件」の解説
1987年、泉南市と阪南町(現在の阪南市)の境界を流れる男里川の上流の河川敷にアスベスト原料や半製品が約150トン野積みにされていることを地元の市議会議員が発見した。放置されていた場所の近くでは前年末まで石綿工業が操業していた。発見当時、その土地は大阪府が買い取っており、河川敷の改修工事にあたっている最中の出来事であった。現場近くが通学路になっていた近隣の幼稚園と小学校が、通学路を変更するなどに至った。泉佐野市のアスベスト除去業者の中には、「処分に困った製造業者が土中や川に捨てるのを、数回目撃した」と証言するものもいた。その後の調査で廃棄量が300トンであることが大阪府土木部の調査でわかった。
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