アクセントの共通語化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 13:50 UTC 版)
「秋田弁のアクセント」の記事における「アクセントの共通語化」の解説
アクセントは一般に共通語化を受けにくいとされるが、現在の秋田アクセントには共通語化に伴う大きな変化が見られる。現在60歳代の年齢層までは伝統的なアクセントからの変化があまり見られないが、50歳代になると共通語化したアクセントが急に多くなり、40歳代になるとさらに共通語化が進んで大半の語が共通語と同じアクセントになる。30歳代以下ではさらに共通語アクセントに近づいていく。これは言語形成期にテレビがあったかどうかの影響が大きいと考えられる。共通語アクセントが頭高型で方言アクセントが中高型である二音節名詞四類・五類や、三音節名詞六類・七類などの語が、中高型から頭高型へと変化するのは現在の50歳代と40歳代の間が多い。また、三音節以上の語の尾高型で、最後の一音節だけ上昇する型から、第二音節から上昇する型へ変わるのは現在の60歳代と50歳代の間に集中している。一方で、平板型は30歳代に至っても方言的な上昇のない低平型のままである傾向が強い。
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