アイネイアース神話の成立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 06:22 UTC 版)
「アイネイアース」の記事における「アイネイアース神話の成立」の解説
古代ローマにおけるアイネイアース神話は、紀元前4世紀にラティーヌス神話をそっくり模倣したものであると考えられている。ラティーヌスは、ラテン人が毎年アルバーノ山(現カーヴォ山)でユピテル・ラティアリス神に犠牲を捧げるとき、神話上の父祖たる王を呼ぶとき使った名称である。現に、ラティーヌスの名が記された紀元前6世紀の文字が記された土器の破片が出土している。また、ローマ西方の海岸のラウィニウム(現プラティカ・ディ・マーレ)で発掘された墳墓はラティーヌスに奉献されたものと考える研究者もいる。
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