みそ汁ぶっかけめし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 00:56 UTC 版)
遠藤は著書のなかで、みそ汁ぶっかけめしは「下品」という偏見に対して、みそ汁ぶっかけめしは日本文化史上に欠くことの出来ない存在であり、これを無視しては日本の食事や真実、日本人のアイデンティティは解明できない、と厳しく主張を行っている(『汁かけめし快食學』、363頁)。遠藤は、こうした味覚に対して「下品」と格付けする感覚は明治以後と推測し、その根底に、濃厚な味を下品とする貴賎意識の存在を指摘する(同書、185頁)。本来味覚自体に貴賎はなく、近代にそうした感覚をゆがめてしまったとして、食べ物や味覚に対して上下でない相対的・総合的な位置づけの必要性を指摘している(同書、186頁)。
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