マルチコーティング【multicoating】
マルチコーティング
レンズの表面にはコーティングと呼ばれる反射防止像が蒸着されているのがふつうである。最初はフッ化マグネシウムなどの層をコーティングしていたが、ミノルタ(現コニカミノルタ)が2種類の層を重ねて蒸着する「アクロマチックコーティング」を開発。これによって、レンズの表面反射が大幅に減り、透過率が増えたために、レンズ表面が緑色に見えた。また、カール・ツアイスはそれ以上の層をコーティングする技術を戦前から持っていた。その後、ペンタックスが7層ものコーティング幕を蒸着する「スーパーマルチコーティング」(SMC)、カール・ツァイスが独自の色再現をするT*コーティングなどを開発。いまではマルチコーティングは常識になっている。
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