まさかりが淵市民の森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 16:48 UTC 版)
宇田川が深谷町との境に差し掛かる箇所に滝が形成されており、付近の6.5ヘクタールが昭和59年(1984年)に市民の森として整備され、淵に住む大蛇と木こりについての民話が伝わる森として広く親しまれている。滝周辺には公園開設に際し自然石による石組みが構築されている。川の南東側は、大部分が雑木林の広がる斜面となっている一方、平坦地には梅林や休憩所が設けられている。大久保神社近くの高台は殿山と呼ばれ、公園内の殿山広場にその名をとどめるが、『汲沢小史』によると明治期前半、ここに大阪のコメ相場を伝える信号所が配置され、望遠鏡で大磯を遠望し、三ツ境へ手旗で信号を伝えたという。同書はまた、まさかりが淵から柏尾川の赤堰まで横穴が通じており、赤堰の大蛇も行き来していると信じられ、また日照りの年にはこの淵の水を村人総出でかき出して雨乞いをすることで慈雨がもたらされたとの伝承を紹介している。
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