ほんま_(製菓メーカー)とは? わかりやすく解説

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ほんま (製菓メーカー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 01:04 UTC 版)

株式会社ほんま
HONMA Co.,Ltd.
株式会社ほんま(旧本店)
種類 株式会社
本社所在地 日本
061-1405
北海道恵庭市戸磯368番4[1]
本店所在地 062-0052
北海道札幌市豊平区月寒東二条3丁目2番1号[2]
設立 1906年明治39年)
業種 食料品
法人番号 2430001015860
事業内容 洋菓子製造・卸・販売・直営店舗経営
代表者 代表取締役社長 本間幹英
資本金 3,600万円
関係する人物 本間与三郎(創業者)
大沼甚三郎(月寒あんぱんの原型を生み出した人物)
陸軍歩兵第25連隊兵士アンパン道路の整備関係者に月寒あんぱんを配給)
外部リンク https://www.e-honma.co.jp/index.html
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株式会社ほんまは、北海道恵庭市に事業本部を置く製菓メーカーである。販売店は、「月寒あんぱん本舗」、「寒月(かんげつ)」。

概要

札幌の月寒地区の郷土菓子「月寒あんぱん」のメーカーとしても知られる。発売当時はツキサップあんぱんと呼ばれたが、現在はつきさむあんぱんと称される。

歴史

旧看板

豊平村(のちの豊平町)で陸軍に菓子納入業を営んでいた大沼甚三郎は、東京銀座木村屋總本店が開発したあんパンを噂で知り、現物を確認せずにあんパンを独自開発・製造し、月餅の生地に似たあんパンが出来た。そのあんパンの製法を指南された一人、本間与三郎(創業者)が月寒村にて「月寒あんぱん」の製造販売を開始した[3]

月寒の名物となった「月寒あんぱん」は一時は10軒ほどの製造者があったが[4]太平洋戦争の物資不足でいずれも休業し「月寒あんぱん」の製造も一時途絶えた。終戦後製造を再開したのは「ほんま」が唯一であった[3]

沿革

  • 1906年:本間与三郎が創業。「月寒あんぱん」の製造販売を開始[1]。菓子の他、食品・日用雑貨も扱う「大原屋本間商店」を設立。
  • 1946年:営業を再開。唯一の「月寒あんぱん」製造メーカーとして営業[1]
  • 1952年3月:「株式会社本間商店」に改組[1]
  • 1964年7月:札幌工場を移設(札幌市豊平区月寒東2条3丁目2-1)。
  • 1965年9月:豊平区月寒中央通6丁目に「ショッピングセンターだいいち」を開店、運営(のちに閉店。現:マンション)。
  • 1972年2月:富良野市弥生町に富良野工場を創設。
  • 1973年5月:商号を「株式会社ほんま」に変更。
  • 2006年:創業100周年を迎え、復刻版「100年前月寒あんぱん」を製造販売(本店のみ販売)。
  • 2009年3月:マルヤマクラスにて和菓子専門店「寒月」をオープン[1]
  • 2010年5月:スティックタイプの「月寒あんぱん」を製造販売が開始。北洋大通センターにて「月寒あんぱん本舗ほんま大通店」をオープン[1]
  • 2013年11月:恵庭市戸磯に恵庭工場新築移転[1]
  • 2015年10月:月寒総本店リニューアルオープン[1]
  • 2020年、北洋大通センター内の「月寒あんぱん本舗ほんま大通店」を閉店[5]

受賞

  • 1984年:「月寒あんぱん」が北海道一村一品となる。
  • 2000年2月:「北の生ショコラもち」が第7回北海道加工食品フェア最優秀賞「北海道知事賞」を受賞。
  • 2003年2月:「月寒まんじゅう」が第10回北海道加工食品フェア優秀賞を受賞。

主力製品

詳細は公式サイト参照

  • 月寒あんぱんシリーズ
  • 月寒ドーナツ(玉ドーナツ)シリーズ
砂糖を塗した こしあん入りの玉ドーナツ。店舗販売品は製品ラベルが金色。スーパーの販売品は白いラベル。
山根あゆみHBCラジオパーソナリティ)がプロデュースしたジャガイモあんを使用した玉ドーナツ「じゃが娘。」は通常の製品よりやや大きい[6]
  • みそぱん
  • 北の生ショコラもち
生チョコで包み、ココアパウダーを塗した洋菓子。
  • 月寒まんじゅう
クルミ入りこしあんの饅頭。

直営店舗以外に道内のスーパー等でも商品の取り扱いがある。

事業所

  • 恵庭事務所・工場
北海道恵庭市戸磯368番4[1]
  • 月寒総本店
北海道札幌市豊平区月寒中央通8-1-10 月寒中央ビル1F[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 会社ご案内”. 株式会社ほんま. 2024年9月3日閲覧。
  2. ^ 株式会社ほんま 法人番号2430001015860”. 国税庁法人番号公表サイト. 2024年9月3日閲覧。
  3. ^ a b 【ふるさと 老舗あり】札幌市豊平区 ほんま 未来つなぐ月寒あんぱん”. 産経ニュース (2019年1月28日). 2021年1月17日閲覧。
  4. ^ 【北海道検索中】札幌「アンパン道路」探訪記 明治44年に工期4カ月、全長2600m、不思議名称の謎…”. 産経ニュース. 2021年1月17日閲覧。
  5. ^ 「緊急在庫処分SOS!」で注目「月寒あんぱん」 注文殺到の一方で直営店閉店の事情”. J-CAST トレンド (2020年3月18日). 2021年1月17日閲覧。
  6. ^ HBCラジオ じゃが娘。ついにレギュラー販売へ!!2009年5月6日放送

関連項目

外部リンク


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