はらだしであると紹介された絵画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/11 03:37 UTC 版)
「はらだし」の記事における「はらだしであると紹介された絵画」の解説
佐藤有文は、原典不詳の妖怪を描いた絵画(人間の頭から手足が生えている形状のもの)をはらだしとして紹介している。また、はらだしの仲間であるとして絵巻物『土蜘蛛草紙』に描かれている顔の大きな尼の妖怪の絵を図版として掲載している。 粕三平の著書『お化け図会』では、1809年(文化6年)刊行の読本『浮牡丹全伝』(山東京伝著、歌川豊広画)の口絵に描かれた腹に顔を持つ妖怪(画像参照)を示し、古寺で腹に顔を作って人を脅かす「はらだしの妖怪」という解説がなされているが、同図は『浮牡丹全伝』に登場する船上山の古い寺にあった百鬼夜行絵巻の古画が現実化して登場した姿を描いたものである。なお、粕による同書の解説文中には佐藤有文の名も挙げられており、佐藤の書籍が参考資料として使われていることは明らかであるが、佐藤有文は同図を書籍の「はらだし」の図版としては使用してはいない。
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