のどけし

デジタル大辞泉

のど‐け・し【長^＝閑けし】

読み方：のどけし

［形ク］

１ 落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心は—・からまし」〈古今・春上〉

２ 天候が穏やかである。のどかで、うららかである。《季 春》

「かきたれて—・き頃の春雨にふるさと人をいかにしのぶや」〈源・真木柱〉

３ たいくつなほど暇である。

「つくづくと一年を暮らすほどだにも、こよなう—・しや」〈徒然・七〉

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のどけし

出典:『Wiktionary』 (2020/06/13 14:44 UTC 版)

語源

「のど」（閑） + 接尾辞「けし」

形容詞

のどけし【長閑けし】

1. 長閑（のどか）である。穏（おだ）やかである。平穏である。
2. 落（お）ち着（つ）いている。のんびりしている。

基本形	語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用の種類
のどけし	のどけ	-く	-く	-し	-き	-けれ	○	ク活用
		-から	-かり	○	-かる	○	-かれ