どさ‐まわり〔‐まはり〕【どさ回り】
どさ廻り
- 田舎かせぎ。都会で売れない芸人などがよくやる。又、借りなどで首がまわらなくなると、どさまわりとでかけがち。〔芸能(寄席・落語)〕
- 田舎、地方廻り。「どさ」は外様(とざま)大名からきたもので外の方の意。〔香〕
- 田舎・地方廻り。「どさ」は外様(とざま)大名からきたもので外の方の意。
- 〔隠語〕田舎廻り。
- 地方巡業。どさは元ばくち打ちの言葉である。江戸時代の末期、賭場に手入れのあることをどさというた、これは当時博打(ばくち)の現行犯として捕えると、佐渡ケ島へ送つたから、佐渡を逆にして“どさ”というたものである。ところが明治になつて、佐渡送りが廃止になつても、至つて縁起を担ぐ芸能界にもこの言葉が受継いで、旅へ出ることをドサ行きなんて平気でいうようになつた。
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