デポジット制(でぽじっとせい)
製品の価格に預り金を上乗せして販売し、容器を返す時に払い戻す制度
缶ジュースやビールなどの容器入り飲料製品を買うとき、消費者は通常の販売価格に加えて容器の預り金を販売店に支払う。そして、製品を利用した後、容器を捨てずに販売店へ持ち込めば、その空容器と引き換えに預り金が戻ってくるという仕組みである。
現在、日本ではビールびんについてデポジット制が採用されている。海外で導入されている例としては、ドイツがある。ドイツでは、飲料、洗剤、塗料の容器について、預り金を上乗せして販売することが法律によって義務付けられている。また、米国、カナダでも一部の州が同様のデポジット制を導入している。
デポジット制により、リサイクル可能な容器の回収率がアップし、省資源やごみ処理量の減少に役立つと考えられている。
(2000.02.20更新)
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