躊躇
躊躇(ちゅうちょ)とは、あれこれ考え悩み決心できず行動に移せないこと。「躊」と「躇」それぞれがためらう、ぐずぐずするという意味を持っており、同義語が並置されて成り立っている熟語である。訓読みでは「躊躇う(ためらう)」と読む。
躊躇の類義語には「逡巡(しゅんじゅん)」「迷い」「ためらい」「戸惑い」などがある。「逡巡」にはすべきことを先延ばしにする、複数の選択肢や行動方針に不確かさがあるというニュアンスが含まれる。「迷い」「ためらい」には話や行動が決められないというニュアンスが含まれる。「躊躇」は一度決断したことを実行する前に再度いろいろ考えて決心がつかなくなる意味合いがあり、その点が他の語とやや異なる。
躊躇の対義語としては「決断」が挙げられる。
例文:
長年勤めた会社を辞めたいが、家族のことを考えると躊躇してしまう。
独立してビジネスを始めるか躊躇していた友人の背中を押してあげた。
「年上の人にこのようなことを言うのは」と躊躇したが、その人のためと思い伝えた。
ちゅう‐ちょ〔チウ‐〕【×躊×躇】
「ちゅうちょ」の例文・使い方・用例・文例
- 有能な連邦捜査局員はちゅうちょすることなく、自分の義務を実行する。
- 彼はちゅうちょなく自分の車を売った。
- ちゅうちょするな。思い切って言いなさい。
- ちゅうちょするどころか彼女は喜んで私を援助してくれると言った。
- いくぶんちゅうちょを示す.
- 彼は返事をする前にちゅうちょした.
- 《諺》 ちゅうちょすれば機会は二度と来ない.
- 彼は目的を達成するためには何事にもちゅうちょしない.
- (少しの)ちゅうちょもしないで, すぐに, さっぱりと.
- 二つの意見のどちらを選ぼうかとちゅうちょする.
- ちゅうちょなく
- 彼は、群衆に演説するよう頼まれたとき、ちゅうちょし口ごもった
- 立ったまま,ちゅうちょする
- ちゅうちょのページへのリンク