地方自治(ちほうじち)(local autonomy)
地域の政治を自分たちで行うことが地方自治だ。特に、地方自治は生活に密着して行われることから、「地方自治は民主主義の学校」と言われることがある。これは、民主主義は地方自治の中でそだつという意味だ。
地方自治については、憲法92条で「地方自治の本旨に基づいて」という基本原則が決められている。また、地方自治の具体的な内容は地方自治法によって定められる。
地方自治が行われる単位が地方公共団体だ。具体的には、都道府県や市町村、東京23区などが地方公共団体だ。この単位をもとにして、地方の政治が行われる。
まず、地方公共団体には地方議会が置かれる。これは、どういうことかといえば、各都道府県や各市町村にはかならず議会があるということだ。(たとえば、つくば市にはつくば市議会がある)ここで予算を決めたり、地方の条例を制定したりする。地方議会は、地方公共団体の立法府にあたる。
次に、地方公共団体には、そのリーダーとして、首長が置かれる。都道府県レベルでは、茨城県知事などがそうだ。各都道府県に一人ずつう。また、市町村レベルでは、つくば市長などだ。こちらも各市町村に一人ずつう。首長は地方公共団体の、行政府の長だ。予算案を提出したり、条例にしたがって地方行政を行ったりする。
(2000.10.14掲載)
ちほうじちと同じ種類の言葉
- ちほうじちのページへのリンク