【単葉機】(たんようき)
左右両側に1枚ずつ主翼が取り付けられている飛行機。
胴体部分のどこに取り付けるかによって、低翼機・中翼機・高翼機に分けられる。
複葉機に比べて得られる揚力が低く、失速の危険が大きい。
しかしこれは空気抵抗を受けにくいという事でもあり、急激な加速にも耐え、より高い巡航速度を維持できる。
エンジン出力が高い機種に向く構造で、技術の発達した現代ではほぼ全ての飛行機が単葉機である。
航空機技術の黎明期には戦闘機向けの構造とみなされてきた。
しかしエンジン技術の成熟と共にシェアを拡大し、1930年代ごろから複葉機に代わる飛行機設計の定石として定着した。
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