しんたい‐の‐じゆう〔‐ジイウ〕【身体の自由】
身体の自由(しんたいのじゆう)
基本的に、人は自由だ。生命を守る権利、自分の体を傷つけられない権利、家族を守る権利、家や持ち物を守る権利、自由を侵害されない権利、こういうものを持って生まれてきている。
この自由を国が侵害するには、それ相応の理由がなければならない。つまり、警察が国民を逮捕できるのは、その人が犯罪を犯した場合のみだ。また、人が刑務所に入れられるのは、犯罪による処罰の場合だけだ。さらに、この場合にも国が残虐な刑罰を加えることは許されない。
戦前とは違って、警察がむやみに国民を逮捕することはできない。当然ながら、警察が国民の住居をかってに捜索したりもできない。法定手続によらなければ、人は、その生命や自由を奪われることはない。
犯罪を犯してつかまったときでも、合法的な裁判の保障を定めている。法定手続によらなければ、国は、刑罰を科すことができない。どういう罪を犯すと、どんな刑が科されるかは、法律にもとづく。
(2000.10.14掲載)
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