外貨預金(がいかよきん)(foreign currency deposit)
米国ドルや欧州ユーロなど円通貨以外の外国通貨を預金すること。銀行などで外貨預金用の特別な口座を開設して利用する。円通貨の預金と同様に、普通預金や定期預金などがある。
外貨預金に預け入れるとき、手持ちの円通貨を外貨に換える必要がある。このときの換算レートがTTSと呼ばれるもので、為替相場の動きに連動して日々変動する。また、外貨預金を引き出すときには、同様のTTBという換算レートに従って計算される。
預け入れのときと引き出しのときとで為替レートに動きがあると、外貨を円通貨に戻したときに為替差益が発生したり、為替差損が発生したりする。通常、円安になれば利益、円高になれば損失が発生する。
外貨預金の魅力は、為替差益だけでなく、円通貨に比べて高い金利水準にある。低金利が続く円通貨に比べて、外貨の中には金利の高いものが多い。そのため、株や債券などと同様に、資産運用の一環として外貨預金を利用する人も少なくないようだ。
日本銀行が15日に発表した資金循環統計(速報)によると、2003年末における個人の外貨預金残高は前年比23%増の5兆7720億円と過去最高を記録した。外貨預金残高は2003年までの5年間で3倍に増えているという。
(2004.03.22掲載)
がいかよきんと同じ種類の言葉
- がいかよきんのページへのリンク