おしまさんの伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 04:35 UTC 版)
「沖ノ島 (佐賀県)」の記事における「おしまさんの伝承」の解説
『江戸時代に旱魃に悩む村を救うため、雨乞いの願をかけた村娘「おしま」が海に身を投げた。まもなく島に流れ着いた遺体が発見されたところ大雨が降り豊作となったため、おしまを島に奉り雨乞いの神として信仰した』という伝説があり、旧暦6月19日に小城市や鹿島市、佐賀市久保田町など沿岸各地で浮立を奉納し、沖ノ島にあるおしまの石像にお神酒やおにぎりを奉納する神事「沖ノ島参り」が行われる。雨乞いの神事であり、豊作を願うものであるため沿岸部以外でも行われており、佐賀市金立の金立神社では50年に一度沖ノ島に参る「お下り」という神幸祭が行われる。しかし、沿岸部での浮立は減少しており、内陸部でも佐賀市の八坂神社など祭りが途絶えてしまったところも多い。 直近の海岸で浮流が行われる鹿島市の道の駅鹿島にはおしまさんの分身が祀られている。
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