アカザカズラとは? わかりやすく解説

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アカザカズラ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 00:13 UTC 版)

アカザカズラ
アカザカズラ
分類APG III
: 植物界
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ツルムラサキ科 Basellaceae
: アカザカズラ属 Anredera
: アカザカズラ A. cordifolia
学名
Anredera cordifolia (Ten.) Steenis[1]
シノニム
  • Anredera baselloides (Kunth) Baill.
  • Anredera cordifolia subsp. gracilis (Miers) Xifreda & Argimón
  • Boussingaultia baselloides Kunth
  • Boussingaultia cordata Sprenger
  • Boussingaultia cordifolia (Moq.) Volkens
  • Boussingaultia cordifolia Ten.
  • Boussingaultia gracilis fo. pseudobaselloides Hauman
  • Boussingaultia gracilis fo. typica Hauman
  • Boussingaultia gracilis Miers
  • Boussingaultia gracilis var. pseudobaselloides (Hauman) L.H. Bailey
和名
オカワカメ
雲南百薬
琉球百薬

アカザカズラ(学名: Anredera cordifolia)はツルムラサキ科つる性多年草である。南アメリカ原産の野菜で、観賞用にも栽培される。 多肉質のムカゴを持ち、非常に重い蔓となる。そのため、他の樹木や草に絡まって、枝を折って倒すことがある。一般的にはオカワカメの名で知られるが[2]、他に雲南百薬[2]、琉球百薬とも呼ばれる。

半常緑[3]のつる性で多肉質の塊茎ができる[2]。 葉は明るい緑色のハート型で、肉質で光沢があり4-13 cmの長さ。 イボ状の塊茎とムカゴが特徴的である。 花には芳香があり、クリーム色で房状(総状花序)、最大30cmの長さとなる。 ムカゴは簡単に外れて増殖をする。

アカザカズラのフェンス オーストラリアのブリスベンにて
速度制限標識に重なるアカザカズラ(シドニー

利用

夏につるを伸ばして大きく育った葉を摘んで食用にする[4]野菜としての知名度は決して高いとはいえず、市場に出回ることは少ないが、茹でると粘りが出てワカメ に似た食感となり、酢の物[4]お浸し味噌汁の具に用いられることが多い。栄養価は葉物野菜の中では高く、葉酸マグネシウムカルシウムビタミンAミネラルが豊富である[4]地下茎から葉、まで全て食用になる。生では非常に苦いので生食には適さない。

脚注

  1. ^ Anredera cordifolia (Ten.) Steenis
  2. ^ a b c アカザカズラ 熊本大学薬学部
  3. ^ アカザカズラは熱帯〜亜熱帯では常緑を保つが、冬季、気温が低い所では地上部が枯れる。(参考:アカザカズラオカワカメ栽培 | やまひこ農園
  4. ^ a b c 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、61頁。ISBN 978-4-415-30997-2 



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