うつ病における運動療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 19:37 UTC 版)
「うつ病#運動療法」も参照 英国国立医療技術評価機構の診療ガイドラインでは、軽中度のうつ病患者に対しては、認知行動療法と並んで運動療法を選択肢の一つとして推奨している。患者が運動療法を選択した場合は、訓練を受けたコーチの下でグループ単位で行わなければならない、また1回あたり45分-1時間、週3回を10-14週間程度としなければならないとしている。 2012年に日本うつ病学会が公表した指針では「本来軽症に限った治療法ではない」と断ったうえで、軽症のうつ病への適用について「運動を行うことが可能な患者の場合、うつ病の運動療法に精通した担当者のもとで、実施マニュアルに基づいた運動療法が用いられることがある。一方で運動の効果については否定的な報告もあり、まだ確立された治療法とは言えない」とした。 2013年に発表されたコクラン・ライブラリのシステマティックレビューによれば、運動の効果は心理療法や薬物療法と同程度である。
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