いすゞ・W系エンジンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > いすゞ・W系エンジンの意味・解説 

いすゞ・W系エンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 09:12 UTC 版)

いすゞ・W系エンジンは、いすゞ自動車が製造するディーゼルエンジンである。

概要

いすゞの大型トラック「810」および「ギガ」に搭載される排気量12-16リットル級のエンジンである。各モデルともインタークーラーターボ付きで、直列6気筒OHC、4バルブの構造は共通している。

6WA1

内径132.9mm×行程145mm、排気量12,068cc。1992年に登場。当エンジン搭載車は型式に50が付く(例:KC-CYL50V2)。

287kW(390PS)の6WA1-TCS、265kW(360PS)の6WA1-TCC、243kW(330PS)の6WA1-TCNの3種がラインアップされた。出力はいずれも最終型の数値である。

「ギガ」全モデルの平成11年排出ガス規制への適合に伴い、2000年に製造終了した。

6WF1

内径147mm×行程140mm、排気量14,256cc。登場は1999年で後述の6WG1より遅い。当エンジン搭載車は型式に51が付く(例:PJ-CXZ51K6)。

当初は272kW(370PS)の6WF1-TCの1種のみだったが、2003年に243kW(330PS)の6WF1-TCNが追加された。

燃料噴射システムは当初TICS、2003年にコモンレール式に変更された。

「ギガ」全モデルの平成17年排出ガス規制への適合に伴い、2007年に製造終了した。

6WG1

内径147mm×行程154mm、排気量15,681cc。1997年に登場。当エンジン搭載車は型式に52が付く(例:PDG-CYZ52P8)。

2012年現在、382kW(520PS)の6WG1-TCS、338kW(460PS)の6WG1-TCC、309kW(420PS)の6WG1-TCN1(12AT・16MT用)/TCN2(7MT用)の4種がラインアップされている。2010年までは、294kW(400PS)の6WG1-TCRも製造されていた。

燃料噴射システムは2000年よりTCS・TCC型がコモンレール式を採用、2005年に全モデルがコモンレール式に変更された。

「ギガ」全モデルの平成21年排出ガス規制への適合に伴い、2010年に単車系(消防車除く)への搭載を終了、以後実質的にセミトラクタ専用モデルとなっている。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「いすゞ・W系エンジン」の関連用語

いすゞ・W系エンジンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



いすゞ・W系エンジンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのいすゞ・W系エンジン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS