あららか

デジタル大辞泉

あら‐らか【粗らか】

読み方：あららか

［形動］［文］［ナリ］

１ 大ざっぱなさま。こまやかでないさま。

「青総の髪—に、紅玉の膚(はだえ)色消え」〈樗牛・滝口入道〉

２ 粗雑・粗末なさま。

「ただ—なる東絹(あづまぎぬ)どもを」〈源・東屋〉

あら‐らか【荒らか】

読み方：あららか

［形動］［文］［ナリ］荒々しいさま。激しいさま。

「声も—に呼ばわりました」〈芥川・邪宗門〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

あららか

出典:『Wiktionary』 (2021/09/07 17:57 UTC 版)

語源

古典日本語「あららか」 < 「あらし」（荒し） + 接尾辞「らか」

発音

• (東京) あら​らか [àráꜜràkà] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [a̠ɾa̠ɾa̠ka̠]
• (京阪) あら​らか (中高型)

形容動詞：荒

あららか【荒らか】

1. 荒荒しいさま。

形容動詞：粗

あららか【粗らか】

1. 大雑把なさま。乱雑なさま。
2. 粗野なさま。

語源

「あらし」（荒し） + 接尾辞「らか」

形容動詞

あららか【荒らか、粗らか】

1. （現代語に同じ）荒らか。粗らか。

基本形	語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用の種類
あららかなり	あららか	-なら	-なり	-なり	-なる	-なれ	-なれ	ナリ活用
			-に

諸言語への影響

• 現代日本語: あららか