『風船と少女』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 08:07 UTC 版)
『風船と少女』(Girl with Balloon)はバンクシーを代表するモチーフの一つであり、2002年にロンドンのショーディッチとサウスバンクにて壁画として描かれたのが最初である。白黒で描かれた少女が、糸をぶら下げた赤いハート形の風船に向けて手を伸ばしているという構図は、バンクシーの他の作品と同様、解釈に曖昧さを残している。少女は、浮かんだ風船を掴まえようとしているようにも見えるし、逆に、子供時代へ別れを告げるべく風船を手放しているようにも見える。バンクシーは2006年にこの絵の改作を、スプレーとアクリル絵具を使ってカンバス(101×78cm)に描き、同年の展覧会『Barely Legal』の直後にある友人へ譲った。その時に、絵が将来オークションに出されることに備えて、額縁にシュレッダーを組み込んでおいたとバンクシーは言う。
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