『箱族の街』の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 04:34 UTC 版)
舟越健之輔は当日駅に居合わせた一人であるが、暴動には参加しなかった。舟越は当時の勤務先で労組を立ち上げ労働運動を大事にしてきた人物であったが、国労への憤りについては他の乗客と同じように持っていた。その後、日本文芸家協会のニュースに本事件について投稿し、4年半かけて関係者150人に取材した。更にライター活動に専念するため当時の勤め先を退職し、まとめたルポを1983年(昭和58年)『箱族の街』として新潮社より出版した。朝日新聞の取材には「国鉄闘争を撃滅した」という思いが乗客たちにはあった旨を回顧している。
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