『残像に口紅を』の増版・重版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:48 UTC 版)
「けんご」の記事における「『残像に口紅を』の増版・重版」の解説
2021年7月27日、TikTok上でけんごが1989年に発表された筒井康隆の小説『残像に口紅を』を30秒ほどの間で紹介した動画をハッシュタグ「#本の紹介」と共に投稿すると、同月中に『残像に口紅を』がAmazonの「日本文学」部門で1位を獲得した。なお、『残像に口紅を』を紹介したけんごの動画は同年10月3日時点で661万回のいいねが押されている。『残像に口紅を』は同月12日に3万5000部の重版、20日には2万部の増版がかけられ、1ヶ月で計8万5000部、3カ月で計10万5000部、約4ヶ月間で計6回の重版と計11万5千部の増版がかけられた。「7月1日~27日の27日間」に比べて、けんごの動画投稿後にあたる「7月28日~31日までの4日間」における主要な書店チェーン店での『残像に口紅を』の売上部数は約17倍になっていた。このため、NEWSポストセブンでは、けんごは「小説のTikTok売れ」という動きを生み出した人物だとしている。ライターの西崎圭一はこの出来事に関して、けんごの名前に触れながら、本のTikTok売れについて分析している。 2021年10月末からアプリ「ほんらぶ」でテーマに沿った小説をけんごがお薦めする連載が始まっている。2021年12月には「けんご大賞」と称した文学賞を始めている。2022年3月半ばに小説を刊行する予定である。
※この「『残像に口紅を』の増版・重版」の解説は、「けんご」の解説の一部です。
「『残像に口紅を』の増版・重版」を含む「けんご」の記事については、「けんご」の概要を参照ください。
- 『残像に口紅を』の増版・重版のページへのリンク